ダイハツ・ロッキー(A210S、R3/10) フロントガラス脱着に伴う、ステレオカメラエーミング作業。
カメラエーミングでご依頼をいただきましたが、入庫時の確認で「ブラインドスポットモニター(BMS)の未調整」の故障コードが現在故障で入っていたため、お客様に作業内容を確認し「BMSユニットの交換時はエーミングが必要」と伝え、追加での作業依頼をいただきましたので、今回はダイハツ車のBSMを発信します。
⇧左側をマスタ、⇩右側をスレーブ、と呼びます。
⇩整備書を見ると、「トヨタのBSM」という感じですね。
角度の型紙(台紙)をプリントアウトしてレーザーを使用してラインを出します。 ラインに沿って、規定の距離にマーキング。
この車輌のBSMのエーミングをするには、車輌中心より左右に6m後ろに5m(リアバンパーより前方1mに何も無い)スペースが必要です。
弊社でも設置には気を使うほどですので、普通の工場様では厳しいですね。 設置位置が決まったら、スキャンツールで「ビーム軸表示」を選択します。
表示の角度(基準「±3.6°」)、距離、SN比を確認し、「ビーム軸調整」(エーミング)をマスタ、スレーブ共に作業を行い完了です。 最後にDTC(故障コード)を確認し終了です。
診断とカメラエーミングはツールプラネットで行いましたが、BSMは「ツールプラネット」「G-スキャン」共に対応しておらず、汎用機ではオーテルが対応していました。
※画面は「GTS」です。