MIYATA TECHNICAL CENTER 整備工場様の課題にフォーカスする

2022.08.22エーミング/札幌   フリード/ソナー交換

ホンダ・FREED(GB8-310/※ホンダ車は年式ではなく、型式とフレームNoの頭3桁を重要視します。)

リアバンパー&ソナー交換後メーター内に「後方誤発進抑制機能異常」の表示が出たとのご相談。

今回の作業は、エーミングではありませんが知らないと困ってしまう件ですのでアップします。 ⇩写真の◯印のように、メーター内に2ヶ所「安全装置が作動しない」表示が出ています。 お客様からは「メーター内に故障の表示は出るが、診断機では故障コードが何も入っていないので、消しようがない!」言われていましたので、ホンダ純正診断機を繋いでスキャンしてみると⇩ 上記のような表示が。

四角で囲っていない「スマートキーECU」、「キーレストランスミッター」、「ドアロック」に関しては、過去故障で消去可能。

「カメラ/レーダ統合ユニット」はソナー交換(パーキングセンサ)からくる派生の症状なので、今は気にしなくて大丈夫。

問題は一番上の「パーキングセンサのリアセンサ通信異常」、実は純正診断機でDTC消去をしても消えません!

この事象は、サービスマニュアル(整備書)を見ると書いてあるのですが、「IGのON/OFF」と「サイドブレーキのON/OFF」の組み合わせでリセット作業をすることで消せるのです。

他のホンダ車でも同様の事象がおきる車輌があります。

ソナー交換をした際にはファイネス等を確認して「リセット作業」をおこなってください。

でも、純正診断機なら消せても良い気がするのは、私だけでしょうか。。。 ※マニュアルの抜粋です。実際の作業の際は車輌毎の整備書を確認してください。