【マツダ・デミオ】(DJ3AS)
リアまわり修理に伴う、BSM(ブラインドスポットモニター)のエーミング作業。
下記写真のように、『ドップラーシミュレーター』(マツダ純正SST)を使用してのエーミング作業です。
マツダ車は、「三角リフレクター」と「ドップラーシミュレーター」を使用するタイプが混在します。
エーミング作業と併せて、「SRSユニット」の交換に伴う「コンフィグ」(コーディング)作業も実施。
SRSユニットを交換した場合「SASコントロール・モジュール コンフィグレーション」作業が必要になります。
※マツダはSRS⇒SASでスキャンツールのシステム名は「RCM」です
作業は、旧ユニットのデータを読出し、新ユニットに書込みを実施する、いわゆるコーディング作業です。
完成状態での入庫でしたので、センターコンソールを外し新ユニットからカプラーを外し、旧ユニットへ接続して「読出し」作業を実施しました。
スキャンツールは、マツダ純正診断機「IDS」を使用。
SASユニットのコンフィグ終了後に「ヨーレートセンサ」や「縦・横」の加速度センサの初期化が必要です。
これらの初期化は、一括では出来ない為、それぞれを順に選択して実施します。
初期化作業の前には、電源電圧に関する注意事項が表記されます。
画面にもあるように、弊社では13.5Vの安定化電源を使用して作業を実施しています。
「12vから17vに間にある必要があります」との表記されていますので、12vを下回ってはNGです。IG/ONで12.0V以下の車両はたくさんあります。特に修理作業後の車両は注意が必要です。
日々のエーミング作業は弊社フェイスブックで発信しています。